19回チラシ資料無し 第19回公演
「同窓会」
00年  8月
出演:畔上義夫/吉田澄夫/伊勢タケル/深谷瞳/笑蟲/ヒツジ/
田辺慎也/鹿島葉介ほか

「夏の公演では実験的な事をやる」というジンクス通りになった、一風変わった作品。
「劇団蓮(REN)初、キャスト一ケタでやる」という事だけが最初から決まっていた。
10年振りに同窓会に現れた、懐かしい面々。しかしどこか異様な不陰気が漂う。
やがてこの同窓会に隠された真実を知り、また一つ成長する主人公・・・。
そんなお話である。静かなBGMにに乗っての長台詞、客席目線で整列しての
群唱など、いわいる「演劇っぽい」作品だった。お客さんには概ね好評だったが、
やはり「難しい」という意見も多かった。おそらくこの系統の作品は、最初で
最後になるだろう。

畔上クンの独り言
いままでの蓮(REN)とはちょっとちがったタイプのお芝居だった。
ここのところバタバタとした話しが多かったのでとてもシンプルな感
じのお話。まぁ、題名通りのお話なんだけど。俺がやったのは気の弱
い主人公『鈴木』という役だった。キャラがキャラだけにあまり無茶
(アドリブとか)できなかったのが不満だったけどなにげにいままで
の俺の芝居をみてきた演劇関係者には「俺の芝居の違った面が観れて
良かった。」と言ってくれる人が多くそれはそれで嬉しかった。