| その1
サタンとサティ
手前がサティ役の徳武宏子、後ろがサタン役の
大倉友之の二人。「人では無い者達」の主人公
とも言える二人です。
なにかとからむシーンの多かったサティとサタ
ンですが、前半のサティの立場を後半変えたの
がサタンであり、又サタンの立場を変えたのも
サティでした。対照的な二人ですが、主人公マ
サルを間に挟んで様々な気持ちの変化を現す難
しいキャラだったと思います。
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| その2
ワラワラとビンボ
左がワラワラ役の前島しのぶ、右がビンボ役の
阿左美慎吾。ワラワラは全編通して出番は多か
ったが台詞が極端に少なかった。が、一言一言
にインパクトのあるキャラだった事もあり、お
客さんからのアンケートも好評だった。
ビンボ役の阿左美慎吾はこの公演を機に劇団員
に正式に決まった。久しく演劇から離れていた
が前回公演からの参加で見事に役者として返り
咲いた事になる。キャラの話しをすると、この
二人、なにかとオモチャを出し実際にやる事が
多かったが、オモチャの扱いについてはかなり
練習していたのが印象的でした。ちなみに出て
来たオモチャはけん玉、お手玉、ヨーヨー、他
いろいろありました。
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| その3
かぐやとタクロー
左がかぐや役のMARIと右はタクロー役の沢
田ひろあき。二人とも蓮公演ではすっかりお馴
染みとなったベテラン組。スーツを着たサンタ
クロースとチャイナを着たかぐや姫という設定
からキャラも濃い感じだった。大変だったのは
タクロー役の沢田がかぐやに幾度となくぶっ叩
かれて痛い思いをしていた。一方かぐや役のM
ARIの方は稽古中でも中々遠慮して強く叩け
ず稽古でも何度も練習していた。沢田にしてみ
ればたまったものでは無いはずだ。(苦笑)
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| その4
ゴッド
言わずと知れたゴッド役の座長アゼガミです。
ゴッドという役は、出番も少なく後半にちょこ
っと出て来て良い事を言って終わるというおい
しい(?)キャラ。今回、作・演出・出演とい
う忙しい状況化の中、どうしても長い時間舞台
に立つ事が出来ず、「次はたくさん出るぞ!」
と本人は言っている模様。この格好での出番よ
り、「郵便屋」としての衣装を着ての出番の方
が比較的多かったのではという噂もある。ちな
みに郵便屋はゴッドが化けて主人公の様子を観
に来ていたという設定で一幕ごとに登場する。
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| その5
山田家
左に裕子役の深谷瞳、まん中に山田大(まさる)
役の今福悟、右に大の母役の邑上美樹の三名。
大はこのお話の主人公。イケテない小説家。皆
に振り回され右往左往する役所。裕子は、後半
大を救うべくキワモノ達と渡り合う。母はお話
の最期の最期に出て来て涙を誘う難しい役。と
言う感じです。ちなみにこの三人が揃って台詞
を交えるシーンは一度も無かった。一番大変だ
ったのは主人公の大。出番と台詞が半端では無
かった。よく咽が潰れなかったと思うくらいテ
ンションが高いキャラだった。
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| その6
回想シーン
2幕に突如現れた自縛霊。その話しの中の回想
シーンとして出て来た三人組。左が☆1石井誠
治(過去)役の岡地琢未、まん中が☆3美紀江
(過去)の柳瀬睦美、右に☆2職場の同僚、車
掌兼売り子の石井邦彦の三人。この回想シーン
とは別の所でちょくちょく違う役で出て来てい
た三人ですが、この回想シーンが本役でしね。
☆1、2は舞台経験が無く稽古当初かなり二人
のシーンでお互い苦労していた様子。☆3は参
加決定がなにしろ遅かった為、急ピッチな稽古
となった為大変だったと思われる。しかし!お
客さんからのアンケートで一番印象に残ったシ
ーン欄に書き込みが多かったのがこの「回想シ
ーン」だった。
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| その7
世界の中心で…?
手前が大屋・美紀江(現在)役の山田恵。奥は
自縛霊・石井誠治(現在)役の浜口秀一。大屋
として、始めは出て来ているが、途中自縛霊の
昔の恋人とわかる美紀江。自縛霊は2幕に出て
来て2幕で去って行くという役所。が、思いの
ほかこの幕のシーンがお客さんには好評でここ
だけで一芝居うてた。というくらいパニパニの
ストーリーからは外れていた。ちなみに自縛霊
が世界の中心で…のネタをするのだが、実際に
大屋を抱いての写真のようなシーンはありませ
ん。あしからず。(笑)
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