第29回公演写真集



写真1「合宿」
劇団蓮(REN)第29回公演稽古の写真。
と言っても、これは合宿稽古時のもの。
劇団蓮は普段昼間から稽古が出来ないため、公演
の二週間前後前の週末を使ってとある施設をお借
りし、二泊三日の合宿を行います。稽古不足が社
会人劇団の難問なのですが、こうして合宿を行う
事により一気に稽古状況を向上させるのです。
合宿場所は安く泊まれて(しかも団体)宿泊場所
とは別に稽古スペースとなるお部屋も貸してくれ
るところで行います。

写真2「合宿での稽古風景について」
合宿時での最低目標は「通し稽古を行う」です。
平日の夜間が稽古の社会人劇団なので、稽古の進
行状況が公演が近づくに連れ、間に合わなくなっ
て来ます。
しかし、「合宿の終わりまでには一通しする!」
を目標に頑張るのです。いかにダメダメなもので
も必ず通す!部分的に稽古で作って来たシーンを
通すと全体が見えてくるものです。
写真の様に出演者全員が丸一日揃って稽古が出来
るのも合宿ありきなのがウチの劇団の特徴?です。

写真3「合宿稽古の内容」
29回公演「チャック・チャック・イェーガー」
のお芝居の特徴として群唱(ぐんしょう)と、ラ
ンニングマイムというのがありました。群唱とは
一つの台詞を役者数人で会わせて同時に言うやつ
です。タイムスリップのお話だったのですが、劇
中、説明の台詞などを群唱を使って話すことによ
り迫力を増したシーンになります。が、反面、綺
麗に台詞を合わせないと何を言っているかわから
なくなるので合わせるのに時間を要します。
もう一つ、ランニングマイムは実際に走るのでは
無く、走ったフリをし、その場で走っている事を
表現する。という奴です。これにはちょっとした
技法と、かなりの体力、身体能力が必要となり、
同じく練習に時間がかかります。
写真はそれらのシーンを入れ替える難しいシーン
の場面です。タイミングが難しく何度も何度も練
習していた所だったと思います。

写真4「舞台セット」
29回公演の舞台セットの写真です。
劇場は浅草橋アドリブ小劇場。毎回舞台セットは
劇団で独自に作成しています。(担当畔上)
お芝居の内容がタイムスリップものでシーンの転
換(場転)が多いため、フリースペースの多い、
抽象的な舞台セット。
舞台奧にある造形物はタイムマシンをイメージ。
実際にカプセル部分(左右とも)の扉が開き中に
入れる様に作られていた。
写真手前にある黒いソファーも手作り。
ソファーの下に車輪が着いていて移動可能。
実際に上演中もソファーを巧みに移動しいろいろ
な物に見て立てていた。向きや、ひっくり返した
り、レイアウトを買える事により、ソファー、机、
椅子、緑園などなど、用途は様々だった。
ちなみに舞台全体にある大きなパネルも劇団の持
ち物を使用。

写真5「集合写真」
劇団蓮(REN)第29回公演「チャック・チャ
ック・イェーガー」の集合写真です。
役者、衣装、舞台セット、その他、舞台ならでは
のものが揃って、こうして集合写真が撮られると
言う事は、無事に公演が終わったという事です。
(当たり前なんですけどね)
もちろん、この写真に写っていない沢山の人たち
に支えられて公演を終えられた事に出演者、劇団
員一同、本当に感謝しております。
こうして集合写真を見ると以外と沢山の人が舞台
に立っている事がわかりますね。




「座長から挨拶」
29回公演が終わってからだいぶ経ってからのご挨拶になりまして申し訳ございません。
今思うと、なにかと大変な公演でしたぁ…。
普段脚本を書かない私が本を書き、そして、演出、出演。
それ以外にも色々やっていたので準備の段階でいっぱいいっぱいでした。
劇団として、私が、この「蓮」としてやりたいスタイルのお芝居を
ここにきて初めて形になったと思える演目だったかと思います。
もちろん、私自身いろんな内容のお芝居を蓮という劇団でやりたいと
思い活動をしてきましたが、その分「劇団の色」たるものが
イマイチ定まらないという点があるなかで
産まれた演目「チャック・チャック・イェーガー」
役者紹介のオープニング、走る、マイムする、群唱、そしてお約束の場転。
さらに、笑って泣けてアクションまであって…と、まあ、いろいろ出来た公演でした。
今更ながらですが、この公演に携わってくれた全ての方に感謝いたします。